クエンティン・タランティーノ監督最新作
クエンティン・タランティーノ監督の9作目となる最新作
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)
の公開が8月30日(金)に決定!
2015年公開の「ヘイトフル・エイト(2015)」から4年
構想に5年の歳月を費やし遂に完成!
この夏必ず見たいおすすめの1本
クエンティン・タランティーノ監督と言えば
10本目の映画を作ったら引退する
クエンティン・タランティーノ監督 インタビュー
クエンティン・タランティーノ監督は2019年時点で56歳
まだまだ若いのにそうは言わずにもっと映画を世に送り出してほしいのに・・・
周りからステージを降りてくれと懇願されるまで舞台上に留まるべきじゃないと思うんだ。惜しまれる内に去りたいね。そもそも映画監督は若者の職業だと思う。僕は処女作から最後の一本まで精神的なつながりを大切にしたい。他人が違う考え方をしても嘲るつもりはないけど、僕自身は第一線にいる間に引退したいんだ
クエンティン・タランティーノ監督 インタビュー
クエンティン・タランティーノ監督なりの引き際の美学らしい
デビュー作にして最高傑作と謳われる「レザボア・ドッグス(1992)」からキャリアをスタートさせ2本目となる「パルプ・フィクション(1994)」では映画界最高の栄誉である パルム・ドールを受賞
俳優としても自身の監督した作品に出演していたり、ロバート・ロドリゲス監督の「フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996)」ではジョージ・クルーニーと共演
この映画では脚本も務める多才ぶり
業界では10本目は「スター・トレック」最新作を監督するのでは?とか
「キル・ビル」最新作?とか噂で持ち切り
10本目の監督作がどのようになるのかが注目を集めている
テーマは『バイオレンス』
クエンティン・タランティーノ監督をご存知ない方に注意しておきたい事がある
それはクエンティン・タランティーノ監督の映画の根底にあるのは、
『バイオレンス』
・暴力的でありグロテスク、言葉を選ばない汚い言葉が飛び交う
・魅力的で下品なエロス、世界観もマニアックで全然わからない
どの映画も観客に一切の忖度なくなおかつ観客にも一切妥協しない
自身の観たい映画に情熱を注ぐ最高のオタク
より多くの人に見てもらい、ヒットさせるためにプロデューサーや監督は“見やすい”映画を作る必要がある
ここ最近の「マーベル作品」や日本でいう「君の名は。」や「天気の子」のような
そしてディズニー作品なんかも子供から大人まで楽しめる作品
“クエンティン・タランティーノ作品は自分が親であれば絶対に子供には見せたくない映画の1つかもしれない”
でも表面上の暴力の裏にある映画製作への情熱や俳優達がその個性を与えられしっかりと楽しんでいる姿が見られるのは“映画というアート”にのめり込むきっかけになるかもしれない
ブラピ&レオ&マーゴット豪華共演
ブラッド・ピット、レオナルド・ディカプリオ、マーゴット・ロビー
ハリウッドを代表するイケメンスター、ブラピとレオが共演するだけでも大事件
おまけにハリウッドのニューヒロイン=マーゴット・ロビーまでもが同じ作品に
どのように絡んでいくのかはまだわからないけれどこの夢の共演自体が見どころの1つ
※商業的にヒットさせるためにマーゴット・ロビーをキャスティングした可能性も否めない
ブラッド・ピットは55歳
レオナルド・ディカプリオは44歳
30代以上の世代なら2人の名作の数々は一度は劇場で見たことがあるかもしれない
でも今の10代、20代には年齢だけでいうとちょっと古いのかもしれない・・・
そこへ26歳のマーゴット・ロビーをキャスティングする事で幅広い年齢層のファン獲得を狙っているのではと勘ぐってしまう
嫌な大人になってしまった・・・
キャスト
リック・ダルトン : レオナルド・ディカプリオ
ピークを過ぎたTV俳優
映画スターへとなるべく日々邁進
目まぐるしく変化するエンターテイメントの世界に翻弄され少し情緒不安定
※レオナルド・ディカプリオは精神的に不安定な役がホントに好きだね
クリフ・ブース : ブラッド・ピット
リック・ダルトンを支える彼のスタントマン兼ドライバー兼親友
※年を重ねて演技に深みが出てきたけど、コメディ的な役柄の時はいつもアホッぽくなる それがまたブラピの魅力
シャロン・テート : マーゴット・ロビー
実在のハリウッドスター
カルト集団チャールズ・マンソン・ファミリーに26歳の若さで殺害されてしまう
殺される際、赤ちゃんも身籠っていた
今作品でのヒロイン
※マーゴット・ロビーの魅力が眩しいのか、照明が眩しいのかこの姿を見るだけでも一見の価値あり
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」は実際1969年8月9日に発生した“シャロン・テート殺人事件”を背景にその当時のハリウッド映画界を描いた作品
ちなみに
実在のシャロン・テートはこんな人
暴力描写に容赦ないクエンティン・タランティーノはどのようにシャロン・テート殺害を描くのか、ここも見所の1つ
シャロン・テート殺害事件に関してはこちらで詳しく解説!
クエンティン・タランティーノのセンス
1969年が舞台になる本作
当時のファッションも忠実に再現されている
今の時代にこのファッションをするととにかくダサくなるけど
ブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオならこんな感じにビシっとキメてくれる
クエンティン・タランティーノの作品はいつでもハイセンスなファッションと音楽に溢れている
この2019年、AIやフィンテックと呼ばれていて、世界歴代興行収入の歴史を変えた「アベンジャーズ:エンド・ゲーム」なんかが流行っている時代に1969年の古き良きハリウッドを描くセンスが僕は欲しい
レオとブラピはまだまだ誰にも負けないハリウッドスターだけれども、どんどんとマーゴット・ロビーのような若手スターが押し寄せてきているのも事実
落ち目の俳優リック・ダルトンとクリフ・ブースが現実世界のレオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットに重なる部分を皮肉っているような気もしなくもない
クエンティン・タランティーノのキャスティングセンスも光っている
“ワンハリ”の見所
1番の“ワンハリ”の見所はやはり“シャロン・テート:マーゴット・ロビー”
レトロなファッションもまたお似合い
その当時をイキイキと生きている
反面、殺害される事がすでに分かっているのが辛い・・・
ただクエンティン・タランティーノは史実に基づきながら、大きくその史実を捻じ曲げる事もしてきたので迂闊に信じられない
※『イングロリアス・バスターズ』(2009)が正にそう!
特に“脚フェチ”で有名なクエンティン・タランティーノはこの作品でどんな“脚フェチ”を描いてくれるのかも楽しみ
全世界の足フェチのための映画『デス・プルーフ in グラインドハウス』は特に足のシーンが多い!
すでにシャロン・テートのミニスカがそうなのかも
他にもクエンティン・タランティーノ作品特有の“パルプ・フィクション=無駄話”が今回もどのように繰り広げられるのか気になる所
脇を固める名俳優
マーヴィン・シュワルツ:アル・パチーノ
代表作「スカー・フェイス」「ゴッド・ファーザー」「ヒート」
ランディ:カート・ラッセル
代表作「デス・プルーフ in グラインドハウス」「バックドラフト」
リネット・フロム:ダコタ・ファニング
代表作「アイ・アム・サム」「宇宙戦争」
ジェイ・セブリング:エミール・ハーシュ
代表作「イントゥ・ザ・ワイルド」「ロード・オブ・ドッグタウン」
※個人的には「ダーケストアワー 消滅」が好きだった
まだまだ豪快俳優達が出演しているけど、僕が特に好きな俳優はこの3人
ブラッド・ピットvsブルース・リーの闘い
「燃えよドラゴン」等のカンフーマスター、ブルース・リーは実際にシャロン・テートにマーシャル・アーツを指導していたらしい
なぜブラッド・ピットと闘うのかはまだ不明だけれど、クエンティン・タランティーノの作品には破壊的に強い奴らが必ず出てくる
今回はブラッド・ピットがかなり強いらしいけど、どんな闘いになるのか楽しみ過ぎる
まとめ
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)見所をまとめていきたい
1.ブラピ&レオ&マーゴット夢の共演
2.マーゴット・ロビーのレトロファッションと可愛さ
3.シャロン・テート殺人事件の描き方
4.クエンティン・タランティーノの脚フェチ描写
5.脇を固める名俳優達の演技
6.ブラッド・ピットvsブルース・リーの闘い
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 見所
一体どんな映画に仕上がっているのだろう
確実に余計な死人も出るだろうし、いつものように余計なエロもあると思う
「ワンハリ」を見る前にクエンティン・タランティーノ監督の過去作を見て勉強するのもいいし、「ワンハリ」からスタートして過去作を見てもいいし
クエンティン・タランティーノにしか出せない雰囲気が僕は好きです
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の各国のプレミアも超豪華!
マーゴット・ロビーのドレスがめちゃめちゃオシャレでキレイ
こっちでプレミアの様子をチェック!
見所いっぱいの最新作は8月30日(金)公開
暑い夏は涼しい映画館で熱くなるのが僕の定番です
※PLBANA=PEELABANANA:一皮むける
架空の雑誌風に飾っています