『マトリックス』の再来と新時代の到来
前作から2年、待望の続編が公開!
伝説の殺し屋シリーズ『ジョン・ウィック:チャプター2』
主演はキアヌ・リーブスが続投、監督も前作と同じくチャド・スタエルスキ
そして『マトリックス』シリーズでもお馴染、モーフィアス改め“ローレンス・フィッシュバーン”が初登場!
『マトリックス』以来の再共演を果たす2人に映画ファンは大興奮!
今度の“モーフィアス”は敵か味方か!?
90年代のアクション映画に革命を起こした2人はまたしても、新時代に革命を起こす!?
『ジョン・ウィック:チャプター2』はあらゆる意味で要チェック映画!
全てがスケールアップして帰ってきた!
公開からたった8日間で前作の興行収入47億円を超え大ヒット!
全世界興行収入は100憶円以上!
数字を観ても明らかなキアヌの完全復活!
全てがスケールアップした『ジョン・ウィック:チャプター2』の世界観はより広がりを見せる
コンチネンタル以外にも存在する、“主席連合”という犯罪組織
ローレンス・フィッシュバーン扮する“キング”が築く地下組織
殺し屋界の絶対的なルール
“コンチネンタルで血を流すな”
そして新たに判明した
“誓印は守れ”
血で結ばれた“誓印”による取り決めは必ず守らなければならない
この掟に背いてしまったがためにジョン・ウィックはまたしても復帰する羽目になる・・・
今日は『ジョン・ウィック:チャプター2』をレビュー&解説!
『ジョン・ウィック:チャプター2』レビュー
監督 チャド・スタエルスキ
主演 キアヌ・リーブス
出演 コモン ローレンス・フィッシュバーン リッカルド・スカマルチョ ルビー・ローズ ジョン・レグイザモ イアン・マクシェーン
上映時間 122分
“伝説の殺し屋 vs 世界中の殺し屋 追う者は追われる者へ”
伝説の殺し屋ジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)による壮絶な復讐劇から5日後-。彼のもとにイタリアン・マフィアのサンティーノ(リッカルド・スカマルチョ)が姉殺しの依頼にやってくる。しかし平穏な隠居生活を望むジョンは彼の依頼を一蹴、サンティーノの怒りを買い、思い出の詰まった家をバズーカで破壊されてしまう。愛犬と共に一命をとりとめたジョンはサンティーノへの復讐を開始するが、命の危険を感じたサンティーノに7億円の懸賞金を懸けられ、全世界の殺し屋に命を狙われることになる
『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)あらすじ
最高のガン・フーと最高のスリル!
行く手を阻むものに容赦ないジョン・ウィックは究極のアンチヒーロー
完全に前作を超える面白さ!
キアヌの持ち味が200%引き出された作品!
設定の細かさや殺し屋たちが重んじる“プロの礼儀”の美しさ
無茶苦茶な殺し屋たちの世界だけど、掟に忠実な所が人間味を感じさせる部分なのかも
物語を振り返りながら細かくレビュー
愛車:フォードマスタング BOSS429
1台の車のためにここを捨てると?
ただの車じゃない、ジョン・ウィックの車だ
『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)名セリフ
そういえば前作でまだ愛車:フォードマスタングを取り返せてなかった!
殺し屋を殺す殺し屋:ブギーマン=ジョン・ウィック
ジョン・ウィックは必ず仕事をやり遂げる男なのだと思い出させるシーン
『ジョン・ウィック:チャプター2』はここからスタートする
亡き妻との想い出が残る家が爆破
過去に“絶対に不可能な仕事”をやり遂げるため交わしてしまった“血の誓印”
そしてその借りを返す時が来たと“血の誓印”の持ち主であるサンティーノは言う
“断る”
掟だろうが、なんだろうが現場復帰はもうしないと誓ったジョン・ウィック
殺し屋の掟よりも自分の掟を大事にするジョン・ウィックの信念の強さに惚れる
でもそれが仇となり、サンティーノはジョン・ウィックの想い出の家を爆破!
そりゃイタリアン・マフィアだからそれくらいするよね!と本作ではマフィア側に感情移入!?
家を爆破されればそりゃキレるけど、断らなければ良かったのにと思ってしまった・・・
マフィアもちゃんとジョン・ウィックを仕留めないと狙われる事わかってるでしょ!?
と、物語はツッコミどころが前作よりやや多めな印象
※このシーンに登場するジミーと言う警官が前作に引き続き登場!
全てを知っているのだろうか、ジミーは必要以上にジョン・ウィックを問い詰めない
こういう細かいポイントは好き!
伝説が欧州に襲来
台風よりも怖い男がヨーロッパへ来襲
銃のソムリエに最新鋭の重火器をオーダー、イタリア製の戦闘用のオーダースーツを新調
殺しの準備をするジョン・ウィックがとにかくワクワク、カッコいい!
本作では初めて“仕事を依頼”されたジョン・ウィックがどのように仕事をこなしていくのかが描かれる
激しい戦闘に備える周到さは流石、伝説の殺し屋 準備に余念がない
ヨーロッパでもジョン・ウィックの交友関係はとにかく広い
ソムリエは言う
“楽しいパーティーを”
案の定、パーティーは最高の盛り上がりを見せる!
『ジョン・ウィック:チャプター2』のキルカウントは・・・
128人
彼はいつも全力を尽くすんだ。今回は特殊部隊SWATの連中と訓練して、3種の銃での戦術に加え、ブラジリアン柔術も習った。本作であの激しさがまた見られて、観客が大喜びすることは間違いないよ
チャド・スタエルスキ『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)インタビュー
監督が言うように、今度のキアヌは“ガンフー”は勿論の事、とにかく敵を投げまくる
一本背負い、足払い、払い腰、袖釣込腰、腕絡み投げ、受け身、巻き投げ、飛行機投げ、モンゴリアンチョップ、キャメルクラッチ・・・
技のデパート!
とにかく“リアリティ”にこだわる『ジョン・ウィック』のアクションは『マトリックス』とは違う魅力を秘めている!
7億円の懸賞金
楽に死なせる、約束しよう
有難いよ、俺も同じようにする
『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)ワンシーン
復讐に燃える殺し屋 カシアス:コモン
『ジョン・ウィック:チャプター2』では前作に比べて出てくる殺し屋の数も倍!
特に魅力的なのが、カシアス!
ジョン・ウィックと互角の実力のかつての旧友であり仕事仲間
ジョン・ウィック vs カシアスの静かなる激しい殺し合いはとにかく唾を飲み込むのも忘れるくらいハラハラするアクション!
カシアスのジョン・ウィックに復讐する理由が正当過ぎて、ジョン・ウィックが悪者に見えるくらい
たぶんいい奴
スピンオフなんかを観たい!
アレス扮するルビー・ローズ
彼じゃなくわたしがあんたを殺る、また会いましょう、ジョン・ウィック
会ったら最後だと思え
『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017) 名セリフ
沈黙の殺し屋アレス:ルビー・ローズ
喋れないので手話で会話するアレス
サンティーノの番犬でもある彼女は多くの部下を統率する程の実力者
ジョン・ウィック vs アレスはいい線まで行ったけど、体格差がありすぎて・・・な結果になる
ここも見どころ!
その他にもストリートミュージシャン殺し屋、相撲殺し屋、新聞読んでると見せかけて殺し屋等
世界中皆殺し屋!?とばかりに出てくる量がハンパない!
『ジョン・ウィック』の世界は日常と非常に近い世界にあるみたい
ジョン・ウィックの鉛筆伝説
言っておくぞ、あの男についての話は、どれもがー控えめに語られている
『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017) 伝説
前作から語り継がれる“ジョン・ウィックの鉛筆伝説”
本作では実際に“鉛筆”で一瞬にして殺し屋たちを仕留めるアクションシーンも!
伝説の殺し屋が本気でカムバックしたら誰も手に負えない・・・
まとめ
誰が来ようと全員殺す・・・全員な
『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)名セリフ
今回は特に車にははねられるし、階段から豪快にダイブするし、同じ所バンバン撃たれ、殴られ・・・
満身創痍ながらも平穏を取り戻そうとジョン・ウィックは頑張ります
そしてジョン・ウィックの愛犬は今回もカワイイ
前作のラストから新たなに相棒となった“名前がない”犬
お利口さんでお行儀が良すぎてコンチネンタルのシャロンにも褒められるほど
ご主人に忠実な犬っていいですよね
『ジョン・ウィック:チャプター2』はストーリーはそこまで重要ではなくて“世界観の紹介”がメインだった気がします
『ジョン・ウィック・ノワール』を拡大するための役割なんだろうね
本作はほとんどが完璧な作品で、後何本も見てみたい作品の1つ
ただ強いて言えば『ジョン・ウィック:チャプター2』の結末は完全に自業自得・・・な気がしてそこだけが残念だったかな
無理やり続編に繋げたような・・・
第3弾『ジョン・ウィック:パラベラム』には果たしてどんな死闘が待ち受けているのか
『ジョン・ウィック:チャプター2』を観ていない方はきっと進化した“ガン・フー”に魅了されるし、必ずジョン・ウィックを応援したくなるはず
前作についてはこちらからおさらい
前作を観てればより本作を楽しめる!