グロイ!でも面白い!おすすめゾンビ映画『プラネット・テラーinグラインドハウス』
クエンティン・タランティーノ監督の盟友、ロバート・ロドリゲスが監督したB級ゾンビ映画
この映画はクエンティン・タランティーノが監督した『デス・プルーフ in グラインドハウス』とセットで2007年に公開
何?この古臭い映像とB級感溢れる割にブルース・ウィリスという大物俳優も出てるし、片足がマシンガンの美女が暴れまくってる!
面白くなさそうな感じがプンプンする映画なのですが、それがこの映画の持ち味
『グラインドハウス』・・・ かつて存在していたB級映画を数本立てで上映する映画館のこと。金儲けのために作られた俗悪で安っぽい、しかし刺激的な作品の数々は、大衆向けの見世物として親しまれてきたものの、1990年代半ばにはテレビとホームビデオの普及により絶滅した。
『グラインドハウス』とは
クエンティン・タランティーノとロバート・ロドリゲスが『グラインドハウス』の味わいを再現するために企画した2作品
『デス・プルーフ』『プラネット・テラー』
両作品はそういった『グラインドハウス』の味わいを再現するために、フィルムをボロボロに加工したり、わざと特撮のチープな場面を入れたりして当時の雰囲気を蘇らせているので汚くて当然なのです
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を楽しむために
8月30日公開のクエンティン・タランティーノ監督最新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を観る前にクエンティン・タランティーノ関連作品『プラネット・テラー in グラインドハウス』を今日は紹介していきたい
そしてこの映画にチョイ役でクエンティン・タランティーノも出演!
最新作をより楽しむためにクエンティン・タランティーノの“怪演”を要チェック!
『プラネット・テラー in グラインドハウス』レビュー
監督 ロバート・ロドリゲス
主演 ローズ・マッゴーワン フレディ・ロドリゲス
出演 ジョシュ・ブローリン マーリー・シェルトン マイケル・ビーン ブルース・ウィリス クエンティン・タランティーノ ファーギー
上映時間 105分
“これがホントの“女の武器””
ゴーゴーダンサーとして活躍するチェリー(ローズ・マッゴーワン)は夜仕事終わりに行きつけの寂れたBBQショップへ立ち寄る。そこで同じ客として来ていた別れた元カレ、レイ(フレディ・ロドリゲス)と偶然の再会を果たす。未練があるレイはチェリーに復縁を持ちかけるがチェリーにはその気はない。その後懐かしのレイのトラックで2人は帰路に着いていたが・・・
プラネット・テラー in グラインドハウス(2007)
ストーリーは合ってないようなもの!とにかくノリと美女を楽しむ!
ストーリーは簡単!設定はチート!
わかりやすいキャラクターたち
僕は十分楽しめたしとにかく美女が美女すぎる!
そこだけを観れば逆に見る価値あり!
但し必要以上にグロイシーン満載なのでグロ系が苦手な方は要注意
美女、マシンガン、ゾンビ、エロ、陰謀、脱出劇
このキーワードで2つ以上好きなキーワードがあれば『プラネット・テラー』をあなたは好きになれるはず
ロバート・ロドリゲスのやりたい事をぎゅっと詰め込んで遊びまくった作品
愛すべきクソな男性キャラクターたち
大真面目にふざけたらきっとこういう風にブルース・ウィリスを雑に扱ったりができるんだろうな
※でもやっぱりブルース・ウィリスはカッコいい!
クエンティン・タランティーノはレイプ魔だし、ジョッシュ・ブローリンは渋くてカッコいいんだけど嫉妬深いこれまた異常なやつ
※ジョッシュ・ブローリンは「アベンジャーズ/エンドゲーム」のサノス役の人
エル・レイを演じたフレディ・ロドリゲスも結局元カノに未練たらたらだしよく考えたらロクな男が出てこない・・・
BBQのオヤジもずっとBBQソースの話ばっかりだし、その弟保安官も前半はずっとエル・レイを疑ってちょっとウザキャラ
※後半この2人に少し感動させられるけど、本当に少しだけ
保安官の部下の(左薬指)食べられた人は上司撃つなって言っているのに撃っちゃうし(笑)
女性に優しいロバート・ロドリゲス!
反面女性キャラは一切傷つかない
写真は血だらけのエル・レイと露出度高めのチェリーと女医のダコタ
たまたまなのかそれとも、ロバート・ロドリゲス好みの女性キャラは傷つかないのか
クサいセリフ
2人で世界に立ち向かおう
プラネット・テラー in グラインドハウス(2007)
チェリーがエル・レイの元を去った時、チェリーはエルのジャケットを羽織って出ていきます
実はそのジャケットの内ポケットに指輪を入っていて、プロポーズする予定だったのにケンカして別れてしまいます
エルはジャケットを無くしたと思い、2週間もジャケットの行方を捜しました
再会を果たし2人きりになった部屋で再度、エルはチェリーの羽織るそのジャケットから指輪を取り出し愛を誓います
そしてベッドインして・・・とここは『グラインドハウス』
肝心な所でフィルムの消失したとかで映像が途切れる!
都合良すぎ
っていうクサいセリフとその当時本当にあったのかもしれないフィルムトラブルを楽しめるシーン
2人で世界に立ち向かうのだろ。強いままでいてくれ、ベイビー。君を信じている。俺よりもっと才能がある。力を見せろ。本当の君になるんだ
『プラネット・テラー in グラインドハウス』(2007)
この後、チェリーは覚醒し片足マシンガンで大暴れします
この映画最大の見所!
片足はゾンビに食べられ持っていかれます
チェリーの夢はスタンドアップコメディアンになること
九死に一生を得ましたが悲しみに暮れるチェリー
そうでもなかった・・・
と、このシーンは劇中なかったんですけど、片足無くなった事に関しては皆には
“それくらいでめそめそするな!”くらいにしか言ってもらえません
ひど過ぎる
『プラネット・テラー in グラインドハウス』キャスト
エル・レイ/フレディ・ロドリゲス
この人めちゃ強い
元々何かの任務についてたらしく元軍人っぽい
その辺りの設定も途中のフィルム消失によって飛ばされまくってよくわからない
もどかしい・・・
チェリー・ダーリン/ローズ・マッゴーワン
片足マシンガン美女
本作のヒロイン
この映画はゾンビ映画と説明したけど、実は片足マシンガン美女の映画だと言っても過言ではないくらいインパクトが強い
ストリッパーマニアのクエンティン・タランティーノも劇中めちゃ興奮していた
※その後は凄い痛い目に合うけど
ローズ・マッゴーワンのインスタより
やっぱり現実世界でもキレイすぎる!
ダコタ・マクグロウ・ブロック(医師) – マーリー・シェルトン
本作第2のヒロイン
闘う女医さん
男が妄想する女医さんを映画で表現すると正にこんな感じなんだろうな
ロバート・ロドリゲスに感謝です
「シン・シティ」(2005)でもロバート・ロドリゲス監督と仕事をしている
ベリーショートもまた美人が際立つ!
ウィリアム・ブロック(医師) – ジョシュ・ブローリン
ダコタの旦那さん
宇宙最強のサノスも不倫されるとめちゃくちゃ怒ってた
でも怒り方が怖すぎる・・・注射は正しく使いましょう
タミー(レズビアン) – ファーギー
ダコタの不倫相手
本作ではお色気とグロ担当
チョイ役過ぎて1度見ただけだとファーギーだとは知らなかった・・・
双子のベビーシッター
キレイな人なんだろうけど、とにかくすぐ姉妹でケンカしてうるさい
本作ではエロとガヤ担当
まとめ
たまにはバカげたB級ゾンビ映画を観てリラックスしてみてはいかがでしょうか
色んな美女を観ながら誰がタイプだったとか、誰が可愛かったキレイかったとかグダグダ会話する日があってもいいなと思います
ということであなたのタイプは“赤いゴーゴーダンサー”?それとも“青い女医さん”?
愛すべきB級映画とそれを愛するロバート・ロドリゲス、クエンティン・タランティーノの愛をまた語りたいと思います