皆さん映画史上最悪の悪役と言えば誰を想像しますか?
年齢や性別が違えば思い浮かぶ悪役も変わってくると思いますが、
僕はこの問いに対して、

joker=ジョーカー
と答えます
ハロウィンのコスプレでも人気ですよね
映画“The Dark Knight”のバットマンの永遠のライバルであり、最悪の敵としてスクリーンに登場します
映画の内容自体も批評家からは絶賛で、とある著名な批評家はジョーカーの事を、
“ダークナイト”は、善悪の単純な物語ではありません。ジョーカーは悪役以上の人物で、彼は敵対者の道徳的ジレンマを引き起こす魔法のように設計されたメフィストフェレス(悪魔)です
と批評しています
悪役と言えば世界征服を企んだり、お金のために平気で人殺しをしたり
ジョーカーは違います
ジョーカーはジョーカーなりの信念を持って行動しています
“秩序をぶっ壊す”
混乱を生きがいとし、一般市民やヒーローの本来の姿を暴く事が目的なのです
結局、人間は欲望の塊
利益と損失を天秤にかけ、いざとなったら仲間を裏切る
自分と自分の愛する人が助かれば、他人はどうなってもいい
人間は窮地に立たされると、本性が出る
ジョーカーなりのこれが正義です
サラリーマンとして上司、先輩、同僚、後輩、取引先にイライラする事はありませんか?
困っている人に損得勘定なしで純粋に手を差し伸べれますか?
結局人間は自分勝手なんです
という人間の悪の集大成みたいな考えを持つジョーカーにバットマンも理解ができず
かなり手こずります
一方バットマンは社会秩序を守るヒーロー
悪人は絶対悪
警察が逮捕できない悪党は殺さずにやっつけ、刑務所に入れる
人間は更生できると信じている
絶対正義
■人間は本来悪vs人間は本来善
二極化する思想が互いにぶつかります
ジョーカーはバットマンに殺されることで自らの考えを正義とします
一方バットマンはジョーカーを殺さず更生させることで自らの考えを正義とします
水と油
互いに絶対に交わらない
どちらも正しいと言えば正しいので答えがない所に知的好奇心をくすぐられます
映画が好きです
映画を見ていると必ず主人公に敵対する悪やライバルが存在します
■なぜ存在するのか?
それには僕なりの回答を持っています
主人公を輝かせるためだと思います
最高の敵は最高の主人公を作り出す
敵わぬ敵、叶わぬ恋
勝てない、叶わない
だから儚いし、人間らしい
でも逆境を乗り越えた先にある喜びや幸せは格別なものです
そのための“悪”は現実世界でも必要なのかもしれません
“光には必ず闇が必要”
ダークナイトの劇中にもこれに似たセリフがあります
“peelabanana”
この言葉はまだただの言葉のつなぎ合わせでしかありませんが、
今僕たちはこの言葉に命を吹き込もうとしています
新しい命のようなものを生み出そうとしています
親心としては絶対正義を貫いてほしい
ただこの命を輝かせるのは絶対悪なのかもしれません
“peelabanana”を生み出すと同時に相対する存在を作る必要があるのかもしれません
ビジネスで言えば、以前このブログでも話したような“競合他社”のような存在を作るのも面白いのかもしれません
絶対悪とは少し違いますが映画を面白くする“ライバル”のような存在
理学療法士のライバル、敵でいうと“高齢者”なのかな?
リハビリをしたくない、だけど健康でいたいとかもう健康も生きがいも全部諦めている高齢者はある意味自分を成長させるための“悪”みたいなものなのかな?
■人生という壮大なストーリーの主人公は自分
主役なんて僕、私は器じゃないとか言っても自分の人生は自分でしか語れない
難しいよね
社会の中ではわき役でも自分の人生は自分だけのもので主人公であることからは逃げられない
嫌な奴がいたら自分を成長させるために悪役やってくれてるんだと思おう
色々生きていると悩みますよね

そんな時僕はインスタでキレイな人を見てから寝るようにしてます
今日もおやすみなさい
予告編だけでも身震いがする