倦怠期
恋が芽生え、愛に落ちる
そして愛に慣れ次に訪れる“倦怠期”
深みにはまったのはいいけれどそこが日常になってしまうと愛が冷める
決して嫌いになったわけではないけれど、
愛に落ちた瞬間の気持ちも時と共に風化してしまう
人間はどうしても忘れてしまう
だからこそ失敗や悲しい気持ちから立ち直れるのだけれど
一方、良い時の事までも忘れてしまう
困ったものですよね
僕も彼女と会ってつまらなく感じる事もある
秘密だけれど
それが倦怠期の訪れ
倦怠期からどうすれば抜け出せるのだろう
そもそも“倦怠期の先にある愛”とはなんだろう
旅行?初デートに行った場所にもう一度行ってみる?プレゼントを贈る?
それをする元気がないから“倦怠期”なんだけど・・・
倦怠期からの脱出
僕なりの解決策は、“同性の友達と目一杯彼女の愚痴を言い合う”
たまにはガス抜きする事も大切なんだと思います
お酒を飲み普段言えない事を言って、また彼女と向き合う
彼女に直接ぶつける必要はないし、それが倦怠期からの脱出法だと思っています
しかしこの映画のこの2人はもっと違う方法で倦怠期から抜け出していました
Mr.&Mrs. スミス(2005)
原題 Mr. & Mrs. Smith
監督 ダグ・リーマン
主演 ブラッド・ピット アンジェリーナ・ジョリー
上映時間 120分
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの競演
2005年公開のこの映画をきっかけに本当の恋も始まったと言われる作品
結婚して5、6年経つ ブラッド・ピット と アンジェリーナ・ジョリー
夫婦揃ってカウンセリングを受けるシーンから始まる
5、6年と言っている時点で2人とも気持ちが冷めているのがわかる
セックスの頻度は10段階評価で何点か、週末は一緒に過ごしたかという質問も2人してはぐらかしてしまう
2人は5,6年前にコロンビアのボコタで運命的な出会いをし、一瞬で恋に落ち、6週間後には結婚
5,6年後には空虚な間柄になる事はどんなカップルにもよくある事とカウンセラーの先生は言う
隠し事の1つや2つあるのも当たり前だと
でも2人の隠し事にはとんでもない秘密が・・・
ブラッド・ピット は一匹狼の殺し屋
アンジェリーナ・ジョリーはある暗殺チームで殺し屋として働いていた
お互いが殺し屋でしかもライバルとなる相手だった
ある日メキシコとの国境近くで、お互いが同じターゲットを殺すように依頼され
ブラッド・ピットと アンジェリーナ・ジョリーはお互いが敵だと思い、殺し合ってしまう
そうこうしている内にターゲットにも逃げられてしまい任務は失敗
その夜 ブラッド・ピットと アンジェリーナ・ジョリーは任務を邪魔した相手を突き止めようとする
そして上層部から48時間以内に任務を邪魔した相手を殺すように指示が出てしまう
2人は任務の邪魔をした相手が結婚相手だったと気づいた後に・・・
2人は曲がりなりにも夫婦
本当に殺し合うわけがなく・・・
日ごろのうっ憤もあってか、運命は2人を殺し合いの渦中に
偶然が偶然を呼び本気でお互いが殺し合う事になってしまう
自宅で散々過去の愚痴を言い合いながら(カーテンの趣味がどうとか)銃撃戦を繰り広げ挙句、お互い隠していた事をさらけ出す事ができ、また仲の良い夫婦に戻る事ができた
10点!
物語はここで終わりではなく夫婦の絆を取り戻した2人は、実はこの一連の騒動が組織に仕掛けられた罠だったと知り、反逆を始める
茶目っ気たっぷりの ブラッド・ピットとしっかり者のイメージそのままの アンジェリーナ・ジョリー
“オーシャンズ”シリーズや“バーンアフターリーディング”のような ブラッド・ピットのおバカな感じが好き
本人も楽しそうに演じていてこっちも楽しくなる
アンジェリーナ・ジョリーはとにかくカッコいい!けど時折見せる健気な姿がまた女性として美しい
カウンセリングのシーンの ブラッド・ピットの表情がとにかく最高なのでまだ見てない人はそれを楽しみに見てほしいです
ブラッド・ピットと アンジェリーナ・ジョリーのように隠し事が倦怠期を招くのかも
解消法は映画の中では銃撃戦だったけど、お互いお酒を飲みながらでも言い合ってみるとそのあと、出会った頃を思い出していたりするのかもしれません
パジャマを着て、ワインでも用意してお互いについて本音で話し合う夜を過ごして見てはいかがですか
僕も今度彼女に提案してみます
何を言われるんだろう・・・
美男美女はどのシーンを取っても映えます