ハリウッドのニューヒロイン
マーゴット・ロビー
1990年7月2日生まれ 2019年時点で29歳
前回紹介した
ウィル・スミスの相手役を務めたマーゴット・ロビーはその時25歳
若いスターがどんどん生まれてくるハリウッド映画業界
僕は32歳
同じ時間を生きているとは到底思えない・・・
マーゴット・ロビーは「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(2013)でブレイク
その作品でマーゴット・ロビーは一躍有名に
その2年後にはウィル・スミスの恋人役に大抜擢
ハリウッドで今、最も旬な女優の1人であるマーゴット・ロビーの代表作にもなった「フォーカス」(2015)を彼女はこう語っていました
私も本当は(フォーカスは)ラブストーリーだと思う。それはジョン(・レクア監督)とグレン(・フィカーラ監督)も言っていたこと。2人はラブストーリーが一番得意だとも言っていた。強盗があったりと、あれこれと賑やかな映画だけど、ちゃんとラブストーリーになっているのでよかったわ。私はラブストーリーに弱いの(笑)
フォーカス(2015)インタビュー
ジョン・レクア&グレン・フィカーラ監督は「ラブ・アゲイン」(2011)という恋愛映画の監督でもあり恋愛映画に定評がある監督
ウィル・スミスにとっても「フォーカス」(2015)は思いっきりセクシーに男前に演じた初の恋愛映画
興行面だけを追い求めるのではなく純粋に良い作品を作るという熱意の元に生まれた作品
僕が純粋に惹きつけられ、純粋に面白いと思って作った初めての映画なんだ。だからこの作品が成功するとか、No.1だろうがNo.10だろうが気にしないでいられるし、自分の映画の成功や失敗で、自分自身を決めつけることなんてできないんだからね
フォーカス(2015)インタビュー
ウィル・スミスにとってもキャリアの転換点となった貴重な作品
成功しても失敗してもとウィル・スミスは言うけれど、しっかり全世界で1億5千万ドルを売り上げる大ヒット
映画の根底にあるのはウソと愛は共存し得ないというテーマ。自分の欠点や恐怖心をさらけ出し、一生懸命、格好つけることをやめ、素の自分を見せることができなければ、そうやってあくせくして手に入れようと思っている対象が手に入らなくなる。手に入れたい対象というのは、つまり他者とのつながりだよ
フォーカス(2015)インタビュー
この映画はウィル・スミスにとってもマーゴット・ロビーにとっても
“一皮むけた=peelabanana”
作品なのかもしれない
悪カワヒロイン=ハーレイ・クイン
バットマンの宿敵=ジョーカーの恋人
ハーレー・クイン
本名はハーリーン・フランシス・クインゼル
元心理学者でアーカム精神病院に勤務していた頃にジョーカーと出会う
退屈な日常の中、ジョーカーとの出会いは正に青天の霹靂
一瞬にして恋に落ち、ジョーカーから与えられた名が「ハーレー・クイン」
ジョーカーへの恋心はやがてハーレー・クインを犯罪の道へと誘う事になる
そのエピソードは映画「スーサイド・スクワッド」(2016)でも少し紹介されている
マーベルとよく比較される『DCエクステンデッド・ユニバース』の第3弾
ハーレー・クインはスーパーマンとバットマンがいる世界観の中でのキャラクター
これを説明するとなるとかなり長くなってしまうのでまた今後
映画を見ていない人だったり、馴染みのない人もいるかもしれないけど
ハーレー・クインは映画が公開されてからそのビジュアルが世界でも大ウケしてハロウィンシーズンの定番コスプレになるほど
ぽっちゃりだったり、足が短かったりと色んなハーレー・クインが街中に溢れる事になる ※めちゃディスってみる
そんな人気キャラクターを演じていたのが実はマーゴット・ロビー
いや、マーゴット・ロビーだったからハーレー・クインが大人気になったのかも
そしてこの「スーサイド・スクワッド」(2016)でもウィル・スミスとの共演を果たす
ウィル・スミスは暗殺者でありどんな的も外さない狙撃の名手=デット・ショットを演じる
どんな依頼も完璧にこなすプロの殺し屋
ウィル・スミスには珍しい悪役なんだけど、ウィル・スミスが演じるんで全然悪くない
悪カワヒロイン=ハーレー・クイン
チョイ悪ヒーロー=デット・ショット
が活躍する「スーサイド・スクワッド」(2016)を今日はご紹介
スーサイド・スクワッド(2016)
監督 デヴィッド・エアー
主演 マーゴット・ロビー ウィル・スミス
出演 ジャレッド・レト ジョエル・キナマン スコット・イーストウッド ジャレッド・レトカーラ・デルヴィーニュ
上映時間 123分
“史上最強の“悪カワ”ヒロインと10人の悪党たち”
スーパーマン”が死去した後の世界。アメリカ政府の高官アマンダ・ウォーラー(ヴィオラ・デイヴィス)は、来るべき厄災への備えとしてあるチームを組織する。それは、死刑や終身刑となって服役している悪党たちを集めた前代未聞の特殊部隊タスクフォースX、通称“スーサイド・スクワッド(Suicide Squad)”だった・・・
スーサイド・スクワッド(2016)
この映画は興行成績だけを見れば、7億4千5百万ドルの大ヒット!
でもマーベル作品の「アベンジャーズ」(2012)とどうしても比較されてしまい
その評価はイマイチ・・・
そもそもDCがマーベルに対抗して製作した後追い作品なので大人の事情が大きく絡んでいる
なので無理やり製作した感が否めない
理由を僕なりに考察してみた
- キャラクター説明ができていない
- トーンがダーク過ぎる
- DCコミックがそれほど日本で知名度がない
キャラクター説明ができていない
デット・ショットやハーレー・クイン、ジョーカーは有名俳優が演じているのでまだわかるとしても ※それでもギリギリだけど
リック・フラッグ=陸軍特殊部隊の大佐
スーサイド・スクワッドをまとめるリーダー
演じるジョエル・キナマンを誰が知っているのだろう
※個人的には「キリング」のドラマとか見てたからめちゃ好き
キャプテン・ブーメラン ※そのタイミングでジュース飲むのかよってツッコみたくなるジョーク担当
エル・ディアブロ ※炎を操るタトゥーの人
妻と子供を誤って殺したため、自ら警察に投降した悲しい過去を持つ最強のヴィラン
戦えば強いけどなかなか戦わないのはそういう過去があるから
キラー・クロック ※爬虫類人間 腕力担当
ワニのような肌はマシンガンの弾丸や皮膚の摩耗に耐えられる
エンチャントレス ※強力な魔女に取り憑かれた考古学者
演じるカーラ・デルヴィーニュはイギリスのスーパーモデル 個人的には超ファン
カタナ ※日本人の暗殺者
演じるのは日本人の福原かれん ※日本人が頑張っているとめちゃ嬉しいでもほとんど仮面被ってるから素顔が見れないのが残念
スリップ・ノット ※縄を使う暗殺者
早々に出番を失っていたような・・・
こんな感じで個性がそれぞれ強すぎて観ている方は追いつくのに必死だし、たぶん監督も説明するのに必死だった気がする・・・
トーンがダーク過ぎる
物語はほとんど夜のシーン
エンチャントレスも真っ黒だし、夜だから背景と同化して凄く観にくかった・・・
カーラ・デルヴィーニュが演じていたと観終わってから知る悲しみを味わった気がする
DCコミックが日本でそれほど知名度がない
マイケル・キートン主演「バットマン(1989)」の頃から僕はバットマンを知っているし大好きだけれど、バットマンと同じ世界観とは言え、バットマンは「スーサイド・スクワッド(2016)」にはほんの一瞬しか出てこない
だからこそマーベルが「アイアンマン(2008)」からスタートしたように先ずは個々のキャラクターの認知から始めてみたら評価は変わってたのかも
そうは言ってもマーベルが「アイアンマン(2008)」がこれほどヒットするとは思ってなかったみたいだけど
逆に良かった点はハーレー・クインがセクシーすぎた点
今日はメンヘラで我が道を行くハーレー・クインの名言についてもご紹介
悪カワヒロインの愛の名言
退屈なの。遊びましょうよ
スーサイド・スクワッド(2016)
ハーレー・クインの武器はバットだったり変なハンマー
こんな感じで誘われるとついつい付いて行ってしまうけれど、痛い目にあいそう・・・
私のこと好きじゃないの?いいわ、私の時間を無駄にしなくて済むわ
スーサイド・スクワッド(2016)
笑顔だった彼女が急に泣き出したり、怒り出したりすると対応に困りますよね?
でもカワイイから許せてしまう自分がいたりします
私を捨てないで…私を捨てないでよ!
スーサイド・スクワッド(2016)
ハーレー・クインはジョーカーを一途に思い続けます
真面目だった精神分析医がジョーカー色に染まり、ジョーカーの事を“プリンちゃん”と呼ぶようになり一緒に犯罪の道へと突き進むことになる
好きなものは彼が好きなものとか言う女性は他人事じゃないかも
あなたといるこの瞬間のために生きてる、あなたに会いたかった
スーサイド・スクワッド(2016)
少しの別れも永遠の別れのように感じてしまうハーレー・クイン
ちょっとした事でも大げさに言われたりすると愛されてるなって感じてしまう僕もメンヘラの気質はありそう
マーゴット・ロビー最新作 「birth of place(2020)」
「スーサイド・スクワッド」(2016)はハーレー・クインの紹介ムービーとして見ると楽しく鑑賞できるはず
ただ物語の鍵は実は陸軍大佐のフラッグとエンチャントレスに呪われた ジューン・ムーン博士、2人の恋だったりする
なので恋愛映画とも呼べる作品
様々な視点で様々な意見を交換できるという点では楽しい映画
そして待望のハーレー・クインのスピンオフが2020年公開予定!
原題「Birds of Prey (and the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn)」
「バーズ・オブ・プレイ(それとハーレイ・クインの素晴らしい解放」
「バーズ・オブ・プレイ」はバットガールとブラックキャナリーのコンビが中心となるものです。
バーズ・オブ・プレイ
ジョーカーに襲われ下半身不随で車椅子生活となってしまった”バットガール”ことバーバラ・ゴードンが、”オラクル”と名乗り、コンピューターの前からサポートをするのは、バーバラの親友ダイナー・ランスが”ブラックキャナリー”。このコンビを中心にゴッサムシティを守る女性ヒーローたちの活躍を描きます。
色んなニュースがネットを飛び交っているので続報を待ちたい
気になりすぎる!
そしてまたこれはこれで魅力的
まとめ
「フォーカス」(2015)、「スーサイド・スクワッド」(2016)
マーゴット・ロビーは今やハリウッドのトップスターに上り詰める勢い
出演作のほとんどが代表作と言っても過言ではないくらいヒット作にも恵まれ、
共演者も大物俳優ばかり
そんなマーゴット・ロビーの次回作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
この映画はクエンティン・タランティーノ監督
ブラッド・ピット、レオナルド・ディカプリオとの共演
観るしかないでしょう!
なので次回はこの映画についてをご紹介したい