“伝説の殺し屋”は復讐の末、“逃亡者”へ
殺し屋を始末する殺し屋=“ブギーマン”またの名を“ババヤガ”
鉛筆1本で3人を瞬殺
その名を口にすることも危険
愛犬を殺されロシアンマフィアを壊滅
家を爆破されイタリアンマフィアを壊滅
復讐の末に待ち受けていた過酷な運命・・・
“伝説の殺し屋=ジョン・ウィック”の今度の相手は全世界の殺し屋たち!
前作のエンディング直後から始まる本作
降りしきる雨の中、ニューヨークからの脱出を試みる
猶予は1時間
全世界を敵に回したジョン・ウィックに平穏は訪れるのか・・・
パラベラム:戦いに備えよ
Si Vis Pacem,Para Bellum :平和を望むなら、闘いに備えよ
“パラベラム”とはラテン語で“戦いに備えよ”
またパラベラム弾っていう銃弾にもかけていると予想
ジョン・ウィックに待ち受ける運命を暗に示しているようなタイトル
シリーズものは続編ごとにどうしても期待値が上がってしまう
『ジョン・ウィック:パラベラム』は特に期待してしまうけれど、
歴代のシリーズの中でもダントツでアクションが凄い!!
『ジョン・ウィック』シリーズの実績はこちら
チャプター1 製作費 2000万ドル 興行成績 8800万ドル
チャプター2 製作費 4000万ドル 興行成績 1億7千万ドル
チャプター3 製作費 7500万ドル 興行成績 3億ドル突破!
結果としても『ジョン・ウィック:パラベラム』はシリーズ最大のヒット作!
今日は先日、観に行った『ジョン・ウィック』シリーズ最新作についてレビュー!
最新作『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)を観る前の方、
そもそも『ジョン・ウィック』シリーズを観てない方は、
先ずは『ジョン・ウィック』シリーズ過去作をこちらでおさらい!
『ジョン・ウィック:パラベラム』レビュー
監督 チャド・スタエルスキ
主演 キアヌ・リーブス
出演 ハル・ベリー ローレンス・フィッシュバーン マーク・ダカスコス ランス・レディック アンジェリカ・ヒューストン イアン・マクシェーン エイジア・ケイト・ディロン
上映時間 131分
“世界はお前を許さない”
“コンチネンタルで血を流すな”この掟に背いてしまったジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)。懸賞金14億円をかけられ全世界の殺し屋たちから命を狙われる身となりニューヨークから逃亡を図ろうとする。猶予は1時間。降りしきる雨の中愛犬と共に逃げ切る事はできるか・・・
『ジョン・ウィック:パラベラム』あらすじ
現代で最高におすすめのガンアクション映画!
間違いなくシリーズ最高のガンアクション!
そしてどんな過去のガンアクション映画をも凌駕する凄さを持っている!
長回しによるライブ感、弾切れする銃へのリロードなんかが特にリアリティありすぎ
なによりも前作、前々作よりも圧倒的に1つ1つのアクションシーンが長い!
シリーズを追う毎に上手くなるキアヌ・リーブスのアクション・スキル
よりジョン・ウィックというキャラクターに入り込んでいくキアヌ・リーブスは演じるというより
ジョン・ウィックが憑依しているよう
だから映画は良くなっているし、大きくなっているんじゃないだろうか
その代わりと言ってはなんだけど、ストーリーがどんどん薄くはなっている・・・
アクションに振り切っているからもうストーリーはかえって期待していないからいいけどね
その潔さが良い
進化するガン・フーアクション!
今までの戦いは一対一が多かったが、今回は振り付けが重要な大規模なグループアクションに注力した。ジョンは賞金首だから、敵の数も種類も増え、カン・フーから武術太極拳、シラットまで、様々なスタイルの格闘技の使い手と戦うハメになるんだ
チャド・スタエルスキ『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)インタビュー
ガン・フー、マ・フー、ナイ・フー、ドッグ・フー、バイ・フー、刀・フー…
映画の面白さはアイディア
安定したガン・フーの焼き増しではなくて、ちゃんと進化した〇〇・フーを魅せてくれたのが、
この映画の大成功の要因
『ジョン・ウィック:パラベラム』には映画ファンの想像を超える、観た事もないアクションが待っていた
本当に戦っているようなリアルさを出すため、長回しで撮影した。その結果、パフォーマンスのように切れ目ない場面ができたと思います
キアヌ・リーブス『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)インタビュー
この撮影は1日12時間と長時間に及び、キアヌ・リーブスは足に冷水と湯を交互にかけて炎症を抑え、乗り切ったという
努力・・・
チャド・スタエルスキ監督とキアヌ・リーブスの底なしのアイディアと努力がこの映画を他の映画と一線を画すものにしているんでしょうね
「にんじゃりばんばん」で登場する最強の刺客ゼロ
最強の忍者軍団を率いる現役最高の殺し屋:ゼロ
“伝説の殺し屋”ジョン・ウィックのファンと公言する彼は根っからの殺し屋
自らを“殺しの達人”と称するゼロは本当にシリーズ屈指の強さだった!
今回はジョン・ウィック級に強い同業者が出てくるからめちゃ盛り上がる、それもシリーズを加速させる秘訣
『ジョン・ウィック:パラベラム』キルカウントは・・・
今回のキルカウントは、
98人
『ジョン・ウィック:チャプター2』よりも数は劣るけど、ソフィア扮するハル・ベリーも参戦しているので殺した人数を合わせると絶対に前作以上!
そう、今回のジョン・ウィックは1人じゃないんです!
クセの強いジョン・ウィックファミリーと最強の刺客たち
毎シリーズ、クセの強いキャラクター達が所狭しと暴れまくる『ジョン・ウィック』シリーズ
『ジョン・ウィック:パラベラム』でも例外はないみたい
ソフィア:ハル・ベリー
私の年齢(現53歳)の女性でもここまでできると何としても証明したかったの。歳なんて関係ない
ハル・ベリー『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)インタビュー
元「キャット・ウーマン」が今回は“ドッグ・フー”の使い手に!
黒人女性初となるアカデミー賞主演女優賞を獲得し、その後にゴールデンラズベリー賞主演女優賞(不名誉な賞)も獲得してしまった稀なキャリアを持つハル・ベリー
『007 ダイ・アナザー・デイ』(2002)ではボンドガールも務めたりアクションには定評がある彼女
『ジョン・ウィック』シリーズの大ファンだったハル・ベリーはチャド・スタエルスキ監督に出演を直談判
何ヶ月も過酷なトレーニングに耐え、挑んだアクションシーンは本作の中でもベスト3に入る見せ場の1つ
ジョン・ウィックとソフィアの共闘シーンは『ジョン・ウィック』のアクションを高見へと連れていく
むしろ個人的には1番好きなアクションシーンだった!
ハル・ベリーがとにかくカッコいい
年齢を感じさせないしなやかな動きは、ほとんどの女性に夢と希望を与えてくれる
スピンオフ待ってます
バワリー・キング:ローレンス・フィッシュバーン
『マトリックス』からの盟友“ローレンス・フィッシュバーン”
今回は王座を剥奪され、ジョン・ウィックに与えた7発の銃弾のせいで7回も斬られてしまう、痛い・・・
そんな踏んだり蹴ったりな“キング”
まだまだ謎が多いキャラクターだけど、次回作以降でそのストレスは発散される!?
“キング”の大げさな笑い方がいつも気になって仕方ないのは僕だけだろうか・・・
それが“キング”っぽさを出してると言われればそんな気もする
ウィンストン:イアン・マクシェーン
『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(2011)では黒ひげを演じていたイアン・マクシェーン
渋いおじさんを演じさせたら天下一品だね
ジョン・ウィックに与えた“1時間”のせいでコンチネンタルの支配人の地位を剥奪
おまけにコンチネンタルが聖域認定を解除される!?
絶対的にピンチな状況でも人として名誉ある行動と選択をするウィンストン
ウィンストンの出番が今回は多め
シャロン:ランス・レディック
台本を読む直前まで、銃のトレーニングをする必要があることを聞かされていなかったんだ。なので、うれしい驚きだったよ
ランス・レディック『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)インタビュー
コンチネンタル・ホテルのコンシェルジュ:シャロン
礼儀正しくジェントルメンなシャロンが今度はぶち切れ!?
今まで立ってるだけのシーンが多かったけど、ただならぬオーラは感じていたけれど
こんなに強かったんだね!
ジョン・ウィック&シャロンのコンチネンタル・ホテルでの銃撃戦はクライマックスシーンの中でも最高にテンションが“上がる”シーンの1つ
しかも・・・
何が欲しい?
銃をくれ、どっさりと
『ジョン・ウィック:パラベラム』名セリフ
このシーンでは同じくキアヌ・リーブス主演の大ヒット作『マトリックス』(1999)へのオマージュとして「Guns. Lots of guns」と全く同じセリフを披露!
こういう映画ファンへのサービスも忘れない所が愛される理由なんだよね
裁定人:エイジア・ケイト・ディロン
この世界のルールを破ったら、それを審判し裁くのが裁定人。とても演じるのが楽しかった。観客は楽しんでくれるはず
エイジア・ケイト・ディロン『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)インタビュー
主席連合からの使い人:裁定人
いかなるときも無表情を貫き、冷酷無慈悲かつ用意周到に主席連合の絶対的な権力を駆使して、ジョン・ウィックを追い詰める
こいつがやっかい!
これまでジョンに襲いかかってきた敵とは異なり、武力ではなく、知力を駆使する要注意人物
シリーズでは異色のキャラクターではあるけれど、この“裁定人”のおかげで“ジョン・ウィック・ユニバース”はどんどん広がっていく!
実際に会ってみたら非常に印象的で、間違いない!と確信したよ
キアヌ・リーブス『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)インタビュー
謎多きキャラクターを演じるのはエイジア・ケイト・ディロン
彼女は“ノンバイナリー” という男女どちらにも分類されない“第3の性”を公言している女優 ※女優というのもおかしいのか・・・
映画は本作が初出演
キアヌお墨付きのエイジア・ケイト・ディロンも前作『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)に出演して強烈なインパクトを残したルビー・ローズと同様に、本作を機にさらなるブレイクを果たすはず!
ディレクター:アンジェリカ・ヒューストン
彼女とのシーンは、特に一番ドラマティックな場面だった。ジョン・ウィックの過去とつながりがあり、現在の危機的状況にも深く関わってくる。彼女の演技はそういう深みを感じさせた
キアヌ・リーブス『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)インタビュー
『アダムス・ファミリー』(1991)でモーティシア夫人を演じたアンジェリカ・ヒューストン
本作ではジョン・ウィックの出生の謎を知るディレクターというキャラクターを演じている
共演シーンは俳優“キアヌ・リーブス”が本作で1番お気に入りのシーンだという
確かにドラマチックな場面ではあったけど、僕的にはもう少し説明が欲しかったなーと
まとめ
映画は私に人生を与えてくれました。また、私自身も人生を捧げてきました
キアヌ・リーブス『ジョン・ウィック:パラベラム』LAプレミアインタビュー
まだ上映中ではあるけれど、第4弾『ジョン・ウィック:チャプター4』が2021年5月21日に公開が決定!
ジョン・ウィックはキアヌ・リーブスのライフワークになっているんじゃないないかな
チャド・スタエルスキ監督はもう既に次回作のアイディアがあるという
天才かよ!
アクションバカが創造するアクションバカな映画は
アクション映画好きの期待以上の仕上がりになっている!
特に今回、映画館にこだわってみたのも大きかったかも
おすすめはDOLBY CINEMA
2019年6月に関西初上陸した“DOLBY CINEMA”で『ジョン・ウィック:パラベラム』を鑑賞してみた
“DOLBY CINEMA”とは・・・
映像と音響のパワフルな技術に、卓越したシアターデザイン(インテリアカラー、空間デザイン、座席アレンジメント)が組み合わされ、まるで映画の世界に潜り込んだような没入感が味わえる究極の映画体験!
ドルビーシネマとは 引用
国内では「T・ジョイ博多」「MOVIXさいたま」「梅田ブルク7」の3館しかないみたい!
料金は2Dなら通常料金に+500円、3Dなら+900円だけど、
確かに普通の映画館では味わえない迫力!
耳元で雨音が聞こえたり、アクションシーンはその場にいるような没入感
包み込まれるような音響とクリアな映像は一度は体験してみるべき!
アクション映画דDOLBY CINEMA”の相性も抜群に良かった
クセになる究極の映画体験
前売り券買って“DOLBY CINEMA”で観れば1900円で通常料金と同じ!
本当に観たいアクション映画、特にガンアクション映画は計画的に観に行く事をおすすめします
映画も高くなってきたよね~