可哀そう過ぎるキアヌ・リーブス
本作の魅力と言えば、優れた脚本とその野心的な内容だ。拷問も気に入った。
『ノック・ノック』(2015) キアヌ・リーブス インタビュー
キアヌさん、大変な事になってますけど!
キアヌ・リーブスの代表作と言えば、
『スピード』(1994)
『マトリックス』3部作
『ジョン・ウィック』シリーズ 等々
映画の中では強く、たくましく、頼れる姿が印象的だけど、
プライベートでは孤独な姿をパパラッチされる事が多く、
そのギャップが世界中を虜にしているハリウッドスター
ハリウッドセレブの中でも特に気さくなスターとしても有名で、
ホームレスの人と一緒に談笑したり
サインやファンとのツーショットも気さくに応じたり
地下鉄にも普通に乗るらしい!→会いたいなー
ハリウッドで1番の愛され男であり実はハリウッドで1番変わったスターでもあるのがキアヌ・リーブス
その作品選びもちょっぴり“変わっていて”
イーライ・ロス監督の『ノック・ノック』(2015)がその代表作
写真では首から下を地中に埋められ猿ぐつわされ、携帯で“あるもの”を見せられ・・・
犯人は・・・
この2人の美女
アナ・デ・アルマスとロレンツァ・イッツォ
降りしきる雨の中、突如現れた2人の美女
色仕掛けの罠にハマりこんな仕打ちに合う羽目になるとは・・・
一体何が!?
そんなシチュエーションスリラーの『ノック・ノック』(2015)を今日はご紹介!
『ノック・ノック』(2015) 感想
これは男のホラー!ダメとわかっててもやってしまうのが男の子・・・仕方ないよね。でもこれは酷い!!
tarodepp『ノック・ノック』(2015) 感想
『ノック・ノック』(2015)
主演 キアヌ・リーブス
“きっと見た人の心にも響く”
と目をキラキラさせながらインタビューを受けるキアヌ・リーブスが印象的だったけど
確かに“ある意味”心に響いたよ(笑)
胸くそが悪い!!
この映画はいわゆる“拷問映画”
新世代のホラー映画監督“イーライ・ロス”
お笑いでいう“第7世代”
超絶スプラッター映画『ホステル』シリーズの監督と言えば見た人ならどれくらい頭がおかしいかわかってくれるはず!
俳優としてもクエンティン・タランティーノ監督『イングロリアス・バスターズ』(2009)に出演
“ユダヤの熊”ことドニー軍曹を嬉々として演じている →木製バットでナチスをぶん殴る人
※以前紹介した『ピラニア3D』(2010)にもカメオ出演 →濡れ濡れTコンテストの司会の人
そんな多才なイーライ・ロス監督が手掛けた現実にありそうで、あったらだいぶ困るシチュエーションスリラー
『ノック・ノック』(2015) 簡単にあらすじ
芸術家の妻と子供2人、幸せな家庭を築き上げていた建築家のキアヌ
妻と子供が旅行に出かけ、自宅で1人黙々と作業をしている深夜にインターホンが・・・
扉を開けるとそこには、降りしきる雨に打たれびしょびしょになった2人の見知らぬ美女がいた
強引に泊めてほしいとせがまれ、仕方なく家に招き入れ最初はキアヌも警戒していたけれど、
2人の美女はキアヌを誘惑し関係を迫ってくる
→ここまでは男の理想!?
2人の強引さと2人の若く魅力的なヌード(貴重)に観念してしまい一夜を過ごしてしまう
ここからが悲劇の始まり・・・
翌日2人の美女は態度が豹変!?
キアヌに対して横暴な態度を取り、遂には卑劣な“拷問”がスタートする・・・
後半戦はホントに“ストレスしかたまらない”!
でもこれがイーライ・ロス監督の狙い!
“キス我慢選手権”のホラー版 →我慢できてないけどね(笑)
全く新しい理解不能な恐怖!
人間の本質的なものをストレートに見せつけてくる不快感!
酷評してるようだけど、これが計算でやってるから上手だなと監督としては評価!
でも作品としては・・・好きにはなれない
ヌードはありがとう
『ノック・ノック』(2015)の“悪”女優たち
アナ・デ・アルマスとロレンツォ・イッツォ
最悪の2人だけど、最高に可愛く美しい2人
新ボンド・ガールの“アナ・デ・アルマス “
アナ・デ・アルマスは新ボンドガールとして007最新作『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2020)に出演!
過去には『ブレードランナー 2049』(2017)にも出演!
どんどん知名度が上がっていくキューバ出身の新星ハリウッドスター
『ノック・ノック』(2015)から実は気になっていた女優さん →結局好きなんかい
キアヌとは『エクスポーズ 暗闇の迷宮』(2016)でも共演! →こっちは真面目な作品
コロナの影響で4月公開予定が11月に後ろ倒ししてしまってしばらく会えないけれど、
『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2020) は絶対に見たい!
イーライ・ロス監督の奥さん “ ロレンツァ・イッツォ ”
2014年にイーライ・ロス監督と結婚したロレンツォ・イッツォ
夫婦で『ノック・ノック』(2015)を創っていたとはこれまたどうかしてるぜ!
奥さんがキアヌと濡れ場を演じているのをニコニコしながら見ている旦那・・・
そんな変わった監督だからキアヌともフィーリングがあったのかもね
ロレンツォ・イッツォの活躍は実は『ワンス・アポン・ア・アタイム・イン・ハリウッド』(2019)でも確認できる!
ディカプリオの奥さん役でスペイン語を早口で喋りまくってた人がロレンツォ・イッツォ!
スタイル抜群で赤いセットアップが印象的だった
こちらでも解説!
まとめ
今回は“胸くそ編”
後味の悪い結末が嫌なんだけど、でもどこか求めてしまう自分がいる
エンタメとして見れるクオリティに持って行っているのがこの作品は凄い
特に『ノック・ノック』(2015)予告編は引き込まれる! →B級臭はプンプンするけど
美女にもてあそばれたいドM男子には必見!
ホラーや後味悪い系ジャンルが好きならこれまたおすすめ!
『Amazonプライムビデオ』で僕は視聴したけど、『Amazonプライムビデオ』って結構こういう映画が落ちてるんだよね
今となっては豪華俳優競演だから掘り出し物なB級スリラー
キアヌは地中に埋められたかったのだろうか・・・
それとも世間が思うキアヌ・リーブスの可哀そうなイメージを皮肉ったセルフパロディなのかもしれない
変わっているけどホントはとにかく良い人なのがキアヌ・リーブス