映画の中の“憎めない悪役たち”
![憎めない悪役トップ3](https://i0.wp.com/peelabanana.work/wp-content/uploads/2020/03/20200312_005725_0000.png?resize=1024%2C536&ssl=1)
Darth Vader & Voldemort 引用
皆さんにとっての印象的な“映画の悪役”と言えば?
例えば、
『スターウォーズ』シリーズ “ダース・ベイダー”
『ハリー・ポッター』シリーズ “ヴォルデモート”
『アベンジャーズ』 “サノス”
挙げ出したらキリがない!
面白い映画には必ずと言ってもいいほど、“印象的な悪役”が存在する
逆に主役よりもフォーカスされて悪役の方が話題になったりする場面も少なくなかったり
そして皆さんは“面白い映画の法則”をご存知でしょうか?
“面白い映画”の法則『悪役が強いと大体面白い!』
“ダース・ベイダー” “ヴォルデモート” “サノス”
全員に共通して言えるのは“とんでもなく強い!”
映画の主人公たちを苦しめ、危機的状況に陥れる!
でも最後に勝つのは我らが主人公=ヒーロー!
ピンチから脱し、立ち上がり最後には悪を打ち負かす
それでこそ主人公=ヒーローであり映画の醍醐味!
悪役が弱いとそれこそ主人公が弱いものいじめになっちゃうもんね
→たまに圧倒的に強い主人公もいるけどね・・・ ※後でご紹介
でも今日はそんな日の目を浴びているようでやっぱり主役には勝てない“可哀そうな悪役たち”の事を知ってもらおうと
特に“印象的な悪役たち”をご紹介したいと思います
中でも悪役なんだけど、人間臭くて“憎み切れない悪役たち”に注目!
映画も単純明快だけが面白いわけじゃない!
悪役たちも爪痕残すために必死なんだぜと代弁してあげたいので、
tarodeppが独断と偏見で選んだ“大ヒット映画の印象的な悪役たちトップ3”を発表致します!
1位『ジョーカー』(2019) “ジョーカー”
![ジョーカー(2019)](https://i0.wp.com/peelabanana.work/wp-content/uploads/2020/03/Screenshot_20200312_011148.jpg?resize=1024%2C1014&ssl=1)
栄えある第1位は・・・
説明不要の悪のカリスマ “ジョーカー”
2020年アカデミー賞2部門受賞
DCコミックス史上最大のヒット作となり、全世界興収は10億ドルを突破!
中でもコミックスを原作とした映画が名誉あるアカデミー賞ノミネートされるだけでも凄いのに
主演男優賞という花形のオスカーを受賞するなんて歴史的快挙!
と話題になった『ジョーカー』(2019) “ジョーカー”
この映画に関しては“悪役”が主役なんだけど、
この物語はまだ“悪”に目覚めていない普通の青年だった頃からスタートする
どのようにして映画史上最も愛されるかつ恐ろしい“悪役”となって行ったのか
その誕生の秘話が映画の中で明かされて行きます
映画を見た感想は、
とにかく可哀そう・・・
そして単純なヒーロー映画の勧善懲悪ではなく、
悪が生み出される過程を丁寧に描いている点が凄く斬新!
ホアキン・フェニックスの怪演も見事!
“ジョーカー”という1人の人間を描いた極めてドラマチックな展開と
決してフィクションと言い切れないリアリティに興奮!
後にバットマンを苦しめ、ゴッサムシティに混乱の渦を巻き起こす世紀の犯罪者だと知っていても、
この物語を見終わった後は“ジョーカー”に共感してしまう自分がいて
もう自分も“ジョーカー”になってしまっている錯覚に陥る
※バットマンごめん・・・
近年稀に見る傑作であり何十年と人の心を離さない
“ヴィラン=悪役”の代名詞は“ジョーカー”
間違いなしと言う事で1位に選出!
2位『ワイルド・スピード』シリーズ “デッカード・ショウ”
![デッカード・ショウ](https://i0.wp.com/peelabanana.work/wp-content/uploads/2020/03/20200312_012755_0000.png?resize=1024%2C1024&ssl=1)
第2位は・・・
モンスターシリーズ『ワイスピ』の最強の敵“デッカード・ショウ”
全世界興収50億ドル以上!
『ワイルド・スピード』史上最強最悪の敵 “デッカード・ショウ” を2位に選出!
これも文句ないはず!
『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)で初登場 →冒頭の病院のシーンは最高!
“ファミリー”達の前に立ちはだかる
その強さには流石の“ファミリー”たちも無理なんじゃないかって思わせるくらい最強だった
演じる“ジェイソン・ステイサム”はこちらも説明不要の最強のオヤジ!
渋くて荒くれものだけど、カッコいい絶対的正義のヒーローイメージから一転、
“ファミリー”に復讐を誓う冷酷な元傭兵の“悪役”に →傭兵役はいつもと変わらない
『ワイスピ』史上これまたダントツで衝撃的な展開もあったりと大暴れでめちゃくちゃ“印象的”だった!
爪痕残しまくりでジェイソンさん退場かと思いきや・・・
『 ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)では一転、“ファミリー”に仲間入り!?
ベジータのポジションかよ!
とツッコミたくなる人も多数!?
それでも“あの笑顔”で赤ちゃん奪還作成を遂行されたらまぁ仕方ないかと思ってしまう
魅力あり過ぎのウィンクには悶絶!
というわけで【憎み切れない!】ランキングは1位をあげたいけれど、“ハン”の事があるから2位に・・・
最新作ではその“ハン”がまさかの再登場でこれも帳消し!?
めちゃくちゃな展開だけど『ワイスピ』だから許してしまう甘々なミーハーファンは僕もです。
予告編はこちらから ※僕は10回以上はこの予告編見てます 面白そう過ぎ!
もう少しジェイソン・ステイサムについて知りたい方はこちらから
![](https://i0.wp.com/peelabanana.work/wp-content/uploads/2019/07/201961_190802_0275.jpg?fit=232%2C300&ssl=1)
3位『ハムナプトラ』シリーズ “イムホテップ”
![イムホテップ](https://i0.wp.com/peelabanana.work/wp-content/uploads/2020/03/20200312_012244_0000-1.png?resize=1024%2C1024&ssl=1)
第3位は・・・
『ハムナプトラ』シリーズ “イムホテップ”
こいつは正真正銘の化け物! →結構イケメン
3,000年の時を経て死から蘇り主人公たちの前に立ちふさがる
最初はミイラの姿をしていたけど、人間の生気を吸い取り完全な人間の姿へと復活!
復活後は世界征服や自分をこんな目に合わせたやつに復讐するのかと思いきや
愛人を蘇らせる事で頭がいっぱい(笑)
まぁ元は人間だものね・・・
愛人のミイラを蘇らせるには生贄が必要ということで
ヒロインが誘拐され主人公たちはイムホテップから奪還するために闘いを挑む
ってのがストーリー
かなり私的な理由で好き勝手人を殺したり、スーパーパワーで災害を起こしたりと大迷惑!
1作目ではしっかり倒されてしまうけど、続編ではやっぱりイムホテップは蘇り愛人アナクスナムンも蘇る!
晴れてカップル成立なんだけど、今度は世界征服のために動き出す!
王道パターンになってきて面白さは加速!
でも上手く行くかと思いきや最後の最後でまさかの結ばれたはずだった愛人に見捨てられ絶命・・・
イムホテップ!可哀そう過ぎる・・・
なんとも“印象的”でどこか“憎めない”→特に最後の悲しい表情は見てほしい
ブービー賞『沈黙の~』シリーズ の悪役たち
![沈黙シリーズ](https://i0.wp.com/peelabanana.work/wp-content/uploads/2020/03/IMG_20200312_011040.jpg?resize=1024%2C1024&ssl=1)
ブービー賞として・・・
スティーブン・セガールの出世作にして代表作『沈黙の~』シリーズも実は“印象的”!
『沈黙の戦艦』(1992)
『暴走特急』(1995)
『沈黙の戦艦』(1992)のラスボスはあのBOSSのCMでお馴染みのトミー・リー・ジョーンズ!
→ぶっ飛んだ悪役キャラなんでイメージが違い過ぎる!
なぜこの2作をランクインさせたかと言うと・・・
スティーブン・セガールが強すぎ!
敵はほとんど瞬殺!
しかも敵がビビってやけくそになるのが違った意味で面白すぎ!
途中、可哀そうな悪役たちに感情移入してしまう・・・
各作品のラスボスたちもそれなりに強いけど、セガールに比べると全然・・・
セガール伝説はここから始まるので見てない人は要チェック映画!
ある意味“印象的な”悪役たちに出会うはず!
まとめ
![デッカード・ショウ](https://i0.wp.com/peelabanana.work/wp-content/uploads/2020/03/20200312_013532_0000.png?resize=1024%2C576&ssl=1)
たまには映画の主人公ではなくて“悪役”目線に立ってみるとまた映画が違って見えてきますね
最近では映画ファンの要求レベルも上がってきて既存のテンプレでは到底通用しない
ただ悪いだけの悪役では映画そのものが面白くなくなってしまう
そう考えると結構“悪役”のポジションって重要だよね
もっとマニアックに見ていくと“悪役たちの華麗なる死に際”だけに注目してもいいかも →今度ブログ書きます
意外と“悪役”とはって奥が深いんだと
少しでも興味を持って頂けたら嬉しいです
そして映画の深みにハマるきっかけになってもらえればもっと嬉しいです