ロマコメの女王メグ・ライアン
ロマコメ=ロマンティック・コメディ
恋はロマンティックじゃないと
そして楽しいものじゃないと
そしてロマコメと言えば“ロマコメの女王”と称された“メグ・ライアン”
最近は“劣化”であったり“激変”が話題になってしまう事が残念
80年代~90年代一世風靡したメグ・ライアン
代表作は
“恋人たちの予感(1989)”
“めぐり逢えたら(1993)”
“ユーガットメール(1998)”
ロマコメと言えば・・・
素敵な出会い、偶然の出会い、運命の出会い
思わぬ落とし穴、すれ違い、ライバルの出現
そしてハッピーエンド
時代は2000年代に突入し男性と女性の価値観も徐々に変化
ハリウッド業界でもロマコメ映画がヒットしなくなり、製作数も激減
世間の女性たちは時代の変遷で定番のスタイルに飽き飽きしてしまい、
そしてロマコメのような運命的な出会いはファンタジーであり、出会う男性は皆がハリウッドスターのようにキラキラした男性ではないことに気付いてしまいました
時代は多様性を求め、それぞれの価値観に恋愛は委ねられるようになりました
いい時代でもありますが、昔の“王道ロマコメ”を懐かしく感じる人もいるんじゃないでしょうか
僕もその1人です
今日はその“王道ロマコメ”を思い出してみたい
ロマコメとラブコメの違い
ロマコメとラブコメ
ロマコメを語る上でラブコメという言葉も頭によぎりました
同じようなニュアンスだけどそもそも何が違うの?
ロマコメ=ロマンティック・コメディ
ロマンティック・コメディは、映画のジャンルのひとつ。恋愛映画およびコメディ映画の一種である。恋愛をテーマにしたコメディで、男女の心の機微を中心にストーリーが展開する作品を指す。日本でも女性を中心に人気の高いジャンルである。もちろんこのジャンル名は演劇などにも使われるが、映画に使われる場合が多い。略称はロマコメ。
ロマンティックコメディ( ウィキペディア(Wikipedia))
一方、ラブコメとは
ラブコメディ(英: Love Comedy)は、日本における漫画、アニメ、ドラマ、小説等のジャンルの一つ。主に恋愛を主題にしたコメディ(喜劇、笑い)の要素が強い明るい作風の作品が当てはまる。略称はラブコメ。
ラブコメディ( ウィキペディア(Wikipedia))
ラブコメは和製英語でありハリウッド映画の恋愛映画を語る上では、ロマコメが正しい映画ジャンルなんですね
凄いどうでもいいことなのですが、スッキリしました
めぐり逢えたら(1993)
監督 ノーラ・エフロン
主演 メグ・ライアン トム・ハンクス
上映時間 105分
“きっといる、運命の人”
目前の幸せに迷うキャリアウーマンと、愛する妻に先立たれたシングルファーザーの運命的な恋を描いた、ハートフルな恋愛ドラマ
「めぐり逢えたら(1993)」
公開から26年経った今でもロマコメ映画の名作と謳われる1本
メグ・ライアンとトム・ハンクスの競演はこの作品で2度目
ロマコメと言えばメグ・ライアンとトム・ハンクスと言われる程、ファンに愛されるカップルとして定番化
この映画での名セリフとして
時も距離も恋を引き裂く事ができなかった
真実の恋だったから
「めぐり逢えたら(1993)」
甘い愛の告白にその当時の多くの映画ファンを魅了しました
何よりメグ・ライアンがキュート
トム・ハンクスは今では大御所の大スターですが、若かれし頃はコメディ映画への出演も多く今と見比べてみると面白いかも
シティ・オブ・エンジェル(1998)
監督 ブラッド・シルバーリング
主演 メグ・ライアン ニコラス・ケイジ
上映時間 114分
“かつて地上に存在した事のない、ピュアな恋”
巨匠ヴィム・ヴェンダースの名作「ベルリン・天使の詩」をリメイクしたファンタジー・ロマンス。ニコラス・ケイジ&メグ・ライアンの初競演作。天使と人間の恋模様を描いた作品
「シティ・オブ・エンジェル(1998)」
個人的に大好きな作品
この映画の結末は見てほしい
今でこそ当たり前な結末かもしれませんが、この恋愛映画からそういった結末は定番化されて行ったんだと思います
そういえば“ロミオとジュリエット”もこの年代の恋愛映画
こういった結末は流行っていたのかな?
僕がどれほど君を愛しているか分かるかい?
「シティ・オブ・エンジェル(1998)」
永遠の命を持つ天使ニコラス・ケイジが人間のメグ・ライアンに恋をし結ばれて行きます
ニコラス・ケイジの深い愛が優しくメグ・ライアンを包み込みます
優しい雰囲気が漂う映画となっています
何よりニコラス・ケイジとメグ・ライアンの全盛期
一見の価値ありです
ユーガットメール(1998)
監督 ノーラ・エフロン
主演 メグ・ライアン トム・ハンクス
上映時間 119分
“NYの片隅、他人のふたり。運命のいたずらは、一通のEメールから始まった”
『めぐり逢えたら』の主演コンビとノーラ・エフロン監督の三人が再集結して制作されたロマンティック・コメディ。商売敵であるにもかかわらず、インターネットで知り合い、顔も知らないままメールで仲を深める男女のすれ違いを描く。
「ユーガットメール(1998)」
僕が個人的に初めて見た恋愛映画
映画館でおかんと見た覚えがあります
当時中学生だった僕ですが、中学生の僕でもわかりやすい恋愛映画
その恋愛に憧れて、メールがしたくて仕方なかった事を思い出します
(メール相手をまず探さないといけないのに・・・)
メグ・ライアン、トム・ハンクス、そして監督ノーラ・エフロンの定番トリオで贈るロマコメの定番ラブストーリー
3回目とは言えやっぱり何度見ても面白い
メグ・ライアンのショートのヘアスタイルが女性らしくて素敵
僕が始めて恋をしたハリウッドスターはメグ・ライアン
特にこの頃のメグ・ライアンに恋い焦がれていました
中学生がハリウッドスターに恋をする
なかなか珍しい奴だったのかもしれません
この映画でトム・ハンクスからメグ・ライアンに贈られた言葉で
君をコーヒーに、一杯飲みに、夕飯に、映画に…一生誘ってもいい?
「ユーガットメール(1998)」
この言葉はプロポーズに使える名言としてネット上でも皆に愛されています
トム・ハンクスの人柄を考えると本当にマッチしたセリフだと思います
“ユーガットメール”の着信音が今でも耳に残っています
メグ・ライアンの今
2000年代以降のメグ・ライアンのキャリアは低迷気味、ここ数年は整形手術を受けたことが話題になり、映画祭に出席した際には“口元がジョーカーのようになっている”と批判される事も
それについてメグ・ライアンは
女性がどういう外見かとか、どう歳をとったかということよりも重要なことがこの世にはある。私は自分の年齢が好き。今の生活も、自分の知識も愛している。今の状態になった自分、進化した自分が好き
メグ・ライアン
現在は58歳
やっぱり年齢は重ねてしまうけれど、メグ・ライアンの心は今でも美しい
どういった自分であれまずは自分が自分を愛する事から始める事、それがキレイになる第一歩なのかも
まとめ
ロマコメというもしかすると使い古されたジャンルなのかもしれません
でも皆が心の奥底では“運命的な出会い”を求め“幸せな恋愛”を求めているはず
TVを付けると誰が浮気をした、暴力を振るった、破局した等
悲しい事件や出来事ばかりが報道される毎日
皆が恋愛に対してネガティブになるのも無理のない話かもしれません
恋愛の本質は“幸せ”
メグ・ライアンの映画の中でも“幸せ”をつかみ取るまでちょっとした事件はつきもの
それでも“ハッピーエンド”は必ずやってくる
そう信じれなくなったとき、ロマコメ映画を見てみてはいかがでしょうか
メグ・ライアンが恋の本質を思い出させてくれるはず
今“幸せ”が雲の上の遠くの場所にあるように感じるかもしれませんが、少し気持ちを切り替えて前向きな気持ちになってみると、“幸せ”って案外すぐ側にある事も多かったりする